ワークショップのプログラム
- 第1章:失敗を楽しむ、慣れる
お芝居を演じる上で大切なことは、日常生活にも通じますが、思ったことや感じたことをそのまま表現できることです。相手がどう思うかよりも、いま自分の内面に起きていること、湧き上がっている感情をそのまま表現し伝えることなのです。
そこにハードルをしかけてくるのは、「常識(常識を逸脱しないか、公序良俗に反しないか)」「相手がどう思うか、自分がどう思われるかという未確定な恐怖」「間違いたくない、失敗をしたくないという正解主義、成功主義、成果主義の教育を受けてきた価値観」などです。
そういったハードルに打ち勝って「失敗をする」という体験を、大爆笑のエクササイズの中で多く経験します。
失敗が悪いことではない、むしろ楽しいと体感してもらい、「失敗すること」「ブブーっとダメ出しされること」に慣れ、恐怖心を緩和していきます。
- 第2章:コミュニケーションのズレに気付く
コミュニケーションは、相手の話を聞き、自分の気持ちを伝えることの繰り返しです。
相手の話を聞いた時に、自分がとる「リアクション」もとても大切です。
ワークでは、皆さんが知っている有名な物語を題材に「自分と他人の認識」がどれだけズレているのかを体験してもらいます。
加えて、ご自身の発した言葉が、本当に言葉の意図通りに相手に受け止めてもらえているのかも、体験してもらいます。
その差にきっと驚かれるでしょう。
それぞれの個性は愛おしく、みんな違ってみんないい、その言葉の真実を知ることになります。
- 第3章:相手との関係をよりよくする
相手とのコミュニケーションに慣れてきたら、次は、よりよい関係を築く練習です。
自分のいくつか浮かぶ選択肢の中から、よりよいチョイスができるように相手の気持ちも組み、相手が欲していることなどに気づきましょう。
ワークでは、相手が共感するであろう選択を予想していくゲームなどを通じて、関係性の発展を体験してもらいます。
全体の中のひとりとしての自分、相手と対峙する、2人の中のひとりとしての自分など…
さまざまなシチュエーションから、人との関係の取り方を見つめ直していきます。
講師について
北原雅樹(きたはら まさき)
1976年7月15日生まれ 大阪府豊中市出身。
1994年から東京で活動 2009年に拠点を兵庫県に移し、現在は兵庫県加古川市在住。
1995年グレートチキンパワーズのメンバーとして「MIX JUICE」でCDデビュー。
その後、タレント&俳優として「毎度ゴメンなさぁい」「星の金貨」「未成年」「竜馬におまかせ!」「将太の寿司」「バージン・ロード」など数々の連続ドラマに出演。
映画、舞台をはじめ、歌番組、バラエティ番組、CM、情報番組などの出演も多数。
ゴールデンアロー芸能新人賞受賞。
2005年、グレートチキンパワーズ解散。俳優活動をメインとする。
同年、映画「劇場版 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼たち」やドラマ「忠臣蔵」などに出演。
2015年1月、NHK連続テレビ小説「マッサン」
2016年9月、NHK連続テレビ小説「あさが来た」に出演。
2015年2月、即興芝居の劇団「即劇遊団あドり部」を立ち上げ、4年間で72ステージをプロデュース。小学生から大学生、社会人にまで即興芝居を指導する。
2020年からは、お芝居や俳優のスキルアップに使うゲームやアクティビティを使って各地でコミュニケーションスキルアップのワークショップを行う。
コミュニケーション能力UP!ワークショップ
- 「共感していないのに相槌を打ってしまう」
- 「NOと言えずいつも損をしてしまう」
- 「人前で話すとき緊張してしまう」
こういう思いの方はぜひご参加ください。
ワークを楽しんでいたら、いつの間にかコミュニケーションのコツを掴んでいるかもしれませんよ。
本来は「お芝居の本質を深く知り、人間らしいアクティング(演技・所作)を学ぶ」ためのものですが
セリフを覚えることも、発声練習して大きな声を出して!ということもありません。
このワークショップの特徴は、とにかくまず「楽しい」ということ。
参加者の方からは「久しぶりにお腹よじれるほど笑った」とか「人間らしさが垣間見えて愛おしくて自然と笑顔になる」などの感想をいただいております。
あんまり難しく考えず、どんなことやるんだろう?って感じで参加してくださってOK!
と、いうのも、しんどいことはしませんし、難しいこともしません。
嫌なら途中から見学させてくださいってことも可能ですし、トイレから帰ってこなくてもOKです笑
ただ、面白くて楽しくて笑えるので、自然ともっとやりたくなること間違いなしです。
人間らしさ、自分らしさ、相手とのコミュニケーション… こんなことを楽しく体感してみませんか?
迷ってるなら、ぜひやってみましょう!なにせ嫌だったら、トイレから帰ってこなくていいのですから!笑!